【就職】をして何年目?仕事名は何ですか?
就職して半年ぐらいで辞めました。
主な仕事の内容はIC組み立て・ICタグの製造に携わっておりました。
ICとは、身近な言葉でICチップの事を指します。
皆さんが普段当たり前のように使っている電化製品、その全てにICチップは使われていて
これが無ければ、電化製品の全ては動かないとされているぐらい重要なものです。
これを農産業に例えると「米」と言われるぐらい、重要な役割をしています。
私が勤務していた会社は、そのICを製造、組み立てするお仕事でした
ICの組み立て・製造と聞いて受ける第一印象は皆さん一緒かもしれません。
はんだごてを持って、細かい配線を溶接するようなイメージだと思います。
しかし、実際は人間が物を作るということからはかけ離れたものになっています。
事実、ICというのはマイクロメートル単位の緻密な作業を要求されるので、とても人間にできるものではありません。
なので、主に製造・組み立てを行うのは機械の仕事になります。
私が勤めていた会社には「製造」「組み立て」「検査」という3つの工程があり、私はその3つ目の検査を行う部署に勤めていました。
検査という工程はとても簡単そうに見えますが、実際はここを抜けてしまうとそのまま市場に流れてしまうので
簡単そうで、とても重要な役割を担っています。
検査と聞くと、人間が顕微鏡のようなもので製造・組み立ての終わったICを一つ一つ見ていくというようなイメージがあると思います。
確かに、そのようなことをする工程もあるのですが、私たちがやっていたのは中身を検査する工程です。
中身を検査するとはどういうことなのかと言いますと・・・。
まず、前の工程でほぼ完成したICチップが届きます。
それを検査する機械に流し、一つ一つ中の配線等を見ていきます。
勿論、検査するのも機械の仕事で、何マイクロメートルという精度で配線を1秒につき2個ぐらいの速度でチェックしていきます。
もし、その配線に異常があれば機械は強制的に止まり、アラームが鳴りその異常が出た製品を除去するのが人間の仕事になります。
除去する方法は至って簡単で、ピンセットで異常のあるICチップを異常のないICに入れ替えるだけの作業になります。
基本的にはこの作業がメインの仕事になります。
ICチップというのは、マイクロメートル単位の精度が必要な製品ですので、埃一つで簡単にエラーが出てしまいます。
その為、職場は埃がたたない紙や、ペンがあったり、帽子は当たり前のこと、全身を覆うような作業着を着用して作業します。
その作業の流れはとても簡単なものです。
まず、そのICチップに合った検査プログラムのされている配線をし、検査する品物(ICチップ)を流します。
機械が自動で動いて、次々と検査し終わった品物がウェハと呼ばれるビデオテープの様な形にパッケージされていきます。
1リール巻き終わったところでまた1リール巻く準備をし、その品物がなくなったら新しい品物の準備をします。
大体1リール5000個ぐらいで、平均1日13万〜17万個ぐらい製造されていました。
これが大体の流れになります。
ICチップと言っても、形は沢山あります。
なので、少し大きなICチップ等は他の場所で作られています。
基本的には同じ作業で、少し生産速度が違うだけです。
この生産作業はよほどの事がない限り年中無休で動いています。
これは、私が勤めていた部署の話になりますが、文字通り機械の補助をすると言った感じでした。
労働時間は12時間、「朝8時30分から夜の8時30分まで」「夜8時30分から朝の8時30分まで」の2通りでした。
3勤務交代制で3つのチームがあり、私はAチームでした。
その日の仕事が終わるたびに、夜勤ならば昼勤のチームに、昼勤ならば夜勤のチームに仕事の引継ぎがあります。
その時にその日の生産数や、調子の悪い機械や起こった特別な不良等を報告していきます。
その時に報告する生産数で、そのチームの仕事の出来が分かりますので、やりがいに繋がります。
係長が仰っていた事なのですが、それぞれのチームに個性があり、そこにあったチームに人材を入れているそうです。
Aチームの特徴としては、生真面目で勉強熱心な方が多いです。
リーダーもとても真面目な方で、厳しく熱心に教授してくださいました。
逆に余裕がないようにも見えてしまいますが、生産数は一番高く安定しています。
Bチームの特徴としては、少し曲者が多い感じで、休憩時間を余計にとったりしています。
余計に休憩時間を取ると言っても、サボっているわけではありません。
その日の機械の調子等を見て、人数が足りているようなら交代で休憩を多めに取るそうです。
他のチームからしたら、少し羨ましいです。
最後にCチームですが、こちらもAチームと同じく生真面目な方が多いです。
Aチームにとても似ていて、基本的な仕事のやり方は変わらないと思うのですが係長曰く、少し違うようです。
私が見たCチームの印象では、大人しそうな方が多い雰囲気でした。
ここだけの話、出世の可能性が一番高いのがAチームだそうです。
この仕事が私の初めての仕事でしたが、夜間勤務という勤務体制は辛かったです。
他にも同じ仕事をする他のチームの同期の方が2人いたのですが、引継ぎの時かなりネガティブな表情になっていました。
私自身、暫くの間ネガティブになったりしていましたが、良くわからないのに出てくる涙に耐えながら仕事をしました。
この仕事は元来、人間が機会をオペレーションするというような内容になっているのですが、実際はかなり違います。
働いている方は大多数が思うのではないでしょうか、機械を使って物を作るのではなく、機械に使わされていると、
実際、慣れていない状態で12時間も同じ作業を繰り返していると、トラウマになりそうでした。
検査で引っかかった製品がエラー音を出して、機械を止める、それを見つけ対処する。
ゲーム等で同じ作業を繰り返すのには慣れていた私でさえ、少し違ったものを感じました。
他の仕事でも10時間程同じ作業を繰り返したりというのはありましたが、それよりもはるかに辛かったです。







